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マリア様がみてるin寺社板

1 :名無しさん@京都板じゃないよ:03/11/01 19:31
ごきげんよう

2 :名無しさん@京都板じゃないよ:03/11/01 19:58
安倍マリアです。

3 : ◆xyzC.69MXE :03/11/02 01:59
高樹マリアでしょ。

4 :名無しさん@京都板じゃないよ:03/11/04 02:02
白薔薇様萌え

5 :名無しさん@京都板じゃないよ:03/11/08 23:23
こういうのは、>>1がネタ出ししないと続かない。

6 :名無しさん@京都板じゃないよ:03/11/11 20:58
           「まちたまえ」

               とある月曜日。

               松並木のある二股の分かれ道で、祐麒は背後から呼び止められた。

               凛とした、良く通る声だった。

               声をかけられたら、すぐに返事をしよう。挨拶をきちんとして、相手の目を見る。

               決してきょろきょろと辺りを見回すようなみっともないことはすべきではない。

               常日頃の努力目標を果たさんと、祐麒は回れ右をした。

               が、振り向いた祐麒の口から挨拶の言葉はでてこなかった。

               「・・・・・・・・・・」

               なぜなら、声の主を確認したとたん硬直してしまったからだ。

               そこで、取り乱すような恥ずかしい振る舞いをしなかったのは、

               花寺学院生徒としての自覚が勝っていたから・・・・ではなかった。残念ながら。

               驚きのあまり瞬間冷凍されてしまっていたというのが答えだ。


7 :名無しさん@京都板じゃないよ:03/11/11 21:00
思わず、声をかけた相手が違うのではないかと、目線をあちこちに動かしてしまう。

               だが、該当者は見あたらない。

               となると、やはり声をかけられたのは自分・・・・・?

               祐麒はどうにか自分で半生くらいに解凍し、おそるおそる尋ねた。

               「・・・・お、・・・ぼくに何かご用でしょうか」

               「僕が呼び止めたのは、間違いなく君だよ」

               そういわれても、それは何かの間違いでしょうと、敵前逃亡したい心境だった。

               そんな祐麒の気持ちを知ってか知らずか。

               その人は、歯磨きのコマーシャルのような笑顔を浮かべ、まっすぐ祐麒に近づいてきた。

               学年が違うのでこのように間近でお顔を拝見することはない。

               生徒総会や、朝礼で遠くから見ているよりも遥かに整った顔立ちだった。

               小柄な祐麒は、身長差から、見下ろされてしまう。きっとつむじも見えるのだろう。

               彼は、祐麒の前に立つと、いきなり胸ぐらをつかんだ。

               (うわっ)

               何がおきたのかわからず、祐麒は身を堅くした。



8 :名無しさん@京都板じゃないよ:03/11/11 21:00
 「タイが曲がっているよ」

               「えっ」

               目を開けると、そこには依然として凛々しい顔があった。

               へったくそな祐麒の結び目をほどくと、慣れた手つきで結びなおす。

               「正しい精神は、隙のない服装にやどるというよ。いつでもきちんとしていたまえ」

               そういって、その人は、さわやかに校舎へ向かって歩いていった。

               (あ、あ、あ、あのひとは・・・・)

               あとに一人ぽつんと残された祐麒は、状況が飲み込めてくると、脳の血管が切れそうな気がした。

               間違いない。あのひとは・・・。





9 :名無しさん@京都板じゃないよ:03/11/11 21:01
三年一組、出席番号14番。柏木優先輩。

               ちなみに生徒会長で、花寺大学への優先推薦入学も決定済み。

               通称「中将」さま。

               将来は小笠原グループを担うエリートとしての道を約束された雲上人のような方だ。

               (・・・)

               そんな方と間近でお話ししたといったら、本来なら、喜ぶべきことなのに。

               これでは、情けなさ大爆発である。

               (こんなのって・・・・・)

               祐麒は惨めさにふるえていた。

               いまここに、穴があったら、迷わず埋まるだろう。

               穴がなくても、掘って埋まってしまいたい。

               そんな顔をして、祐麒はただ立ちつくしていた・・・・・。

               あの人の消えた方向をじっとみつめて。








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